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WCAG2.1 NEW
1.4.11 非テキストのコントラスト
アクセシビリティ達成基準 1.4.11「非テキストのコントラスト」(適合レベル AA)は、文字以外の重要な視覚コンテンツ(UI部品・グラフィック)の視認性を確保するためのコントラスト要件を定めたものです。
目次
要件
視覚的に伝える必要がある非テキスト要素(ユーザーインターフェース部品・グラフィックオブジェクト)は、隣接する色とのコントラスト比が少なくとも3:1以上であること。
内容
| 要素の種類 | 要件内容 |
|---|---|
| ユーザーインターフェース部品 | ボタン、チェックボックス、スライダー、テキスト入力欄、リンク枠など |
| グラフィックオブジェクト | グラフの折れ線、アイコン、インフォグラフィックス、データ図など |
| 対象外 | 観賞目的の装飾、無意味な背景装飾、視認性に寄与しないデザイン要素 |
適合基準(コントラスト比)
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 最低コントラスト比 | 3:1(背景とのコントラスト) |
| 対象範囲 | UIの境界線、状態変化(hover等)、アイコン、図形、折れ線など |
| 判定対象外 | 非視認的な装飾、ブランドロゴ、キャプション付きグラフィック(1.1.1で補完)など |
適合の具体例
| ケース | 適合の理由 |
|---|---|
| 枠線が #333(ダークグレー)、背景が #FFF(白) → コントラスト比 15:1 | OK(3:1以上) |
| 折れ線グラフの線が #4A7EBB(青)、背景が #EDF0EF(淡灰)→ コントラスト比 4:1 | OK |
| ボタンの境界が #CCC、背景が #FFF → コントラスト比 1.5:1 | NG(境界線が視認しにくい) |
適合しない例
| ケース | 問題点 |
|---|---|
| 境界線が背景色とほぼ同色で識別できない | 操作対象が判別不能 |
| 折れ線グラフの色と背景が類似していて見えにくい | 情報が取得できない |
| ラジオボタンの未選択状態が極端に薄い灰色 | 状態認識が困難 |
補足
- テキストに対するコントラスト要件(1.4.3)とは別に定義された基準です。
- 状態変化(hover・focus・disabled)も含めてすべての状態で達成する必要があります。
- グラフィックの場合、情報伝達に必須な部分が対象になります。
利点
| 視点 | 内容 |
|---|---|
| ロービジョン・色覚障害のユーザー支援 | 非テキスト情報を認識しやすくする |
| UI操作ミスの削減 | 操作部品を見失いにくい |
| 理解と操作性の向上 | グラフィックの意味を正しく伝えられる |
最終更新日:2025年12月01日
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