AAA
2.2.3 タイミング非依存
WCAG(Web Content Accessibility Guidelines)2.2 における達成基準 2.2.3「タイミング非依存」(Timing Adjustable)【等級 AAA】は、ユーザーの反応に時間制限を設けないか、あるいは代替手段を提供することを求めています。
目次
要件
コンテンツは、制限時間に依存せずに使用できるように設計する。
もしくは、以下のいずれかの対応策を講じる必要があります
次のいずれかを満たすこと
- 制限時間が存在しない
- 制限時間を無制限に延長できる
- 制限時間を簡単に調整できる(ユーザー任意)
- 制限時間の延長を簡単に要求できる
- セッションの保持に関する例外的な正当性(例:リアルタイム競技)
具体例
| ケース | 対応の具体例 |
|---|---|
| 入力フォームで制限時間あり | タイムアウト前に「延長しますか?」と確認を表示する |
| オンラインショッピングのカート保持 | セッション切れ前に「延長ボタン」を用意する |
| クイズや試験の時間制限 | 制限時間を自由に設定 or 延長できる仕組みを導入 |
対象ユーザーへの配慮
この達成基準は、以下のようなユーザーにとって特に重要です
- 認知障害や学習障害のある方
- 動作に時間がかかる方(運動障害など)
- 多言語ユーザー(読解に時間が必要)
利点
- 自分のペースで操作可能になる
- 焦らず操作できるためストレスが軽減される
- タイムアウトによる「入力消失」などの事故を防げる
実装のヒント
- JavaScript でセッションや制限時間がある場合、「残り○秒です」と通知し、「延長する」ボタンを出す
- ログインセッション切れ前に「延長」ダイアログを表示
- 制限時間を設定する前に、ユーザーが時間を調整できるUIを設ける
<label for="timeout">制限時間を選択:</label>
<select id="timeout">
<option value="300">5分</option>
<option value="600">10分</option>
<option value="900">15分</option>
</select>
注意点
これは 等級AAA の達成基準であり、義務ではありませんが、より高いアクセシビリティを目指す場合に対応が推奨されます。
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