AAA

3.1.3 一般的ではない用語

アクセシビリティ達成基準 3.1.3「一般的ではない用語」(Unusual Words)は、利用者にとって理解が困難な用語について、意味や説明を提供することを求める基準です。
この基準は 等級 AAA に分類されており、高度なアクセシビリティ対応を目指す場合に対応が推奨されます。

要件

一般的ではない、専門的、方言的、または非常に限定された意味を持つ用語や表現を使用している場合、その意味がプログラムまたは人間によって解釈できるように支援すること。

意図と目的

  • 専門的な文脈に馴染みのない利用者でも内容を理解できるようにする
  • 初学者や外国人、読み書きに困難のある方が情報にアクセスしやすくする
  • 難解な用語による情報格差を減らす

対象となる用語の種類

用語の種類
専門用語API、UI、WCAG、プラセボなど
方言・スラング関西弁、若者言葉、ネットスラングなど
業界固有の略語KPI、PDCA、OEMなど
隠喩・比喩表現「足元をすくう」「青写真を描く」などの比喩表現

実装の方法

方法説明
用語集リンクページ下部に用語集ページを用意し、用語にリンクを設置<a href="#glossary">KPI</a>
ツールチップマウスオーバーやフォーカス時に補足情報を表示<abbr title="Key Performance Indicator">KPI</abbr>
括弧で補足読み手にすぐ意味がわかるよう補足文を併記「KPI(重要業績評価指標)」
aria-describedby支援技術に向けた説明文を提供<span aria-describedby="desc">UI</span> + <div id="desc">ユーザーインターフェースの略です</div>

具体例

<p>この施策の <abbr title="Key Performance Indicator">KPI</abbr> を設定しましょう。</p>

<p>「PDCA(計画・実行・評価・改善)」を繰り返すことが重要です。</p>

利点

  • 利用者の専門知識に依存せず誰でも内容を理解しやすくなる
  • スクリーンリーダー利用者や読解力に課題がある人にも配慮できる
  • 多言語ページや教育コンテンツとの相性が良い
  • 法務・医療・金融など専門分野でも、説明責任を果たしやすい

まとめ

項目項目
達成基準3.1.3 一般的ではない用語
等級AAA
要件難解・専門用語を使う場合、意味が明確にわかるよう補足を提供する
主な実装方法ツールチップ、用語集リンク、括弧補足、aria-describedbyなど
主な利点理解の平等性が向上し、学習・高齢者・外国人にも配慮できる

最終更新日:2025年12月01日
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