AAA

3.1.4 略語

アクセシビリティ達成基準 3.1.4「略語」(Abbreviations)とは、略語や頭字語(イニシャリズム)が使われている場合に、それらの意味が分かるようにすることを求める基準です。
この基準は 等級 AAA に分類されており、高度なアクセシビリティ対応を行う際に重視されます。

要件

略語を使用している場合、その完全な意味や展開形が分かるようにすること。
これは支援技術利用者や略語に不慣れな人でも内容を理解できるようにするための配慮です。

対応の意図

  • 誰にとっても内容が明確になる
  • 略語に不慣れな利用者(特に初心者や外国人など)への障壁を減らす
  • スクリーンリーダーが正しく読み上げるための補助

対象となる略語の例

略語展開形(完全な意味)
HTMLHyperText Markup Language
WCAGWeb Content Accessibility Guidelines
APIApplication Programming Interface
KPIKey Performance Indicator
B2BBusiness to Business
SNSSocial Networking Service

実装方法(推奨される補足の方法)

方法説明実装例
<abbr>要素HTMLの標準要素。マウスオーバーで意味表示<abbr title=”Key Performance Indicator”>KPI</abbr>
括弧での補足視覚的に展開形を併記KPI(重要業績評価指標)
初出時に展開最初の出現時に略語の展開を記載Web Content Accessibility Guidelines(WCAG)に基づき…
aria-describedbyスクリーンリーダー向けに展開形を提供<span aria-describedby="desc">API</span> + <div id="desc">アプリケーションプログラミングインターフェース</div>

具体的なHTML記述例

<p>今期の <abbr title="Key Performance Indicator">KPI</abbr> を見直しましょう。</p>

<p>WCAG(Web Content Accessibility Guidelines)は、アクセシビリティの国際基準です。</p>

利点

  • 専門知識に依存せず誰でも理解しやすい
  • スクリーンリーダーが正確に意味を伝えやすくなる
  • 多言語サイトや教育コンテンツでの配慮に最適
  • 法律・医療・技術分野など略語が頻出する業界において特に重要

まとめ

項目内容
達成基準3.1.4 略語
等級AAA
要件略語の展開や意味を明示すること
主な実装方法<abbr>、括弧補足、初出時に展開、aria-describedby
対象略語技術用語、業界略語、社内略語などすべてが対象
最終更新日:2025年12月01日
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