AAA
3.1.5 読解レベル
アクセシビリティ達成基準 3.1.5「読解レベル」(Reading Level)とは、すべての利用者が文章の意味を理解できるように配慮することを目的としたガイドラインです。
この基準は 等級 AAA に分類され、読み手の理解度や教育レベルに応じた明瞭で平易な表現を推奨します。
目次
要件
中等教育修了レベル(日本で言えば高校卒業程度)より高度な読解力を必要とする文章がある場合、
その情報を理解するための「補足コンテンツ」または「代替的なコンテンツ(より平易な説明)」を提供しなければならない。
達成の意図
- 知的障害・学習障害を持つ方、日本語学習中の外国人など、幅広い読者層への配慮
- 難解な専門用語・表現が文章理解の障壁とならないようにする
- 重要な情報を誰にとってもアクセス可能にする
具体例
| 難解な文 | 読解レベルを下げた文 |
|---|---|
| 本件に関し、逐次ご対応のほどお願い申し上げます。 | この件について、順番に対応してください。 |
| サービス停止中に伴い、アクセスが制限されます。 | サービスが止まっている間は、アクセスできません。 |
| 必要に応じて、PDFで出力された帳票を提出してください。 | 必要があれば、PDFの書類を印刷して提出してください。 |
実装の工夫
| 方法 | 内容 |
|---|---|
| 難しい表現には用語解説を併記 | 「インクルーシブデザイン(誰にとっても使いやすくする考え方)」など |
| 難易度の異なる2種類の説明を用意 | 通常文+「やさしい日本語版」ページを併設 |
| 図や動画で補足 | 言葉だけでなく、イラストや動画で説明を補完 |
| 辞書機能やツールチップ | 難しい語にマウスオーバーで意味を表示 |
対象となるコンテンツ
- 法的・医療・行政・契約に関わる重要情報
- 高度な技術的説明(APIドキュメント、IR資料など)
- 子ども向け、外国語話者向け、障害者向けコンテンツ
利点
- 誰にでもわかりやすいコンテンツになる(アクセシビリティ向上)
- 外国人や学習者、子どもにも配慮した表現
- 難解な表現が減ることで、離脱率の低下・理解度の向上
- 社内文書やFAQにも応用可能(ナレッジ共有の質が向上)
まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 達成基準 | 3.1.5 読解レベル |
| 等級 | AAA |
| 要件 | 高校卒業以上の読解力を必要とする場合、補足・平易な説明が必要 |
| 実装例 | やさしい日本語、図解、用語解説、動画、二重構造ページ |
| 利点 | 利用者層の拡大、誤解の防止、UX向上 |
最終更新日:2025年12月01日
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