AAA

1.4.7 小さな背景音、又は背景音なし

アクセシビリティ達成基準 1.4.7「小さな背景音、又は背景音なし」 は、WCAG 2.2のレベルAAAに位置づけられており、聴覚障害・難聴者・聴覚処理に困難のある利用者に向けた配慮を求める項目です。

要件

前景の音声コンテンツ(主に話し声)がある音声コンテンツにおいて、背景音がある場合は、以下のいずれかを満たすこと。

  • 背景音が話し声よりも著しく小さいこと
  • 背景音をオフにできる機能があること
  • 背景音が含まれていないこと

背景音の影響

  • 音声ガイダンス、ナレーション付きの動画などにおいて、BGMが大きいと話の内容が聞き取りづらくなる。
  • 補聴器や音声処理支援機器を使っている利用者にとって、背景音は大きなノイズになり、内容理解を妨げる要因となる。

ポイント

要素内容
対象音声付きのマルチメディアコンテンツ(主に人の声)
達成の選択肢小さい背景音/背景音なし/背景音オフ機能
NG例BGMが声と同じくらいの音量で常に流れている解説動画
OK例音声ガイドに背景音がない、またはフェード処理済

具体例

不適切な例

  • 商品紹介動画でBGMが終始流れており、ナレーションの聞き取りが困難

適切な例

  • 音声解説の音量を邪魔しないように、BGMを-20dB以下に調整している
  • サイト上で「BGMオン/オフ」の切り替えボタンが提供されている
  • BGMを含まないバージョンを選択できる(例:ミュート版)

実装・運用のヒント

  • 動画編集時に音量バランスを明確に意識(話し声 ≫ 背景音)
  • 必要に応じて、BGMの有無でファイルを分ける
  • Webプレイヤーに音量ミキサーやBGMオフ機能を組み込む
  • YouTube活用時は字幕・BGM設定を明示する

利点

難聴・高齢ユーザーへの配慮

聴覚的な理解をサポート

注意力に困難のある人への支援

音の過剰な情報量を抑える

多様な環境対応

騒がしい場所での視聴にも適応可能

法令・公共調達対応

レベルAAA達成の一環として要件を満たす

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